長期サポートを見込んで12.04LTSにするか、最新バージョンを追っかけて13.04にしようか。是枝くんはどういう選択をしたのだろうか……といろいろ妄想してみるのも楽しいものです。が。
少し調べていたら、ThinkPad X40にはUbuntu12.04が入らないという話を発見。
http://mohammedari.blogspot.jp/2013/04/thinkpad-x40-ubuntu-1204lts.html
X40のCPU(Pentium M)はPAE(物理アドレス拡張)に対応していないので、標準のインストーラでは12.04をインストールすることができない、とか。
それはちょっと困るぞ、というわけでさらに調べてみたところ、
http://gihyo.jp/admin/clip/01/ubuntu-topics/201203/09
Ubuntu 12.04では,インストーラーに含まれるカーネルがPAE非対応のハードウェアに対応せず,ブートすることができません。これにより,Pentium Mなどの古い世代のCPUの一部では,12.04は直接インストールが行えなくなる見込みです。
Tim Gardnerいわく,「Your only option for a non-PAE CPU is to upgrade from a previous release. The 12.04 installer will not boot a non-PAE CPU.」(訳:PAE非対応のCPUで取れる唯一の選択肢は,以前のリリースからアップグレードすることだ。12.04のインストーラーはPAE非対応 のCPUでは動作しない)ということで,古いマシンに12.04をインストールするときは少々注意が必要になりそうです。
ということらしいです。うーむ。
ですが、「一部では」という部分が気になります。
そこで、どのCPUがPAEに対応しているのか調べてみました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Physical_Address_Extension
PAE is supported by Intel Pentium Pro and later Pentium-series processors except most 400 MHz-bus versions of the Pentium M.
「FSB400MHzのPentium Mを除く」……嫌な予感がします。
それじゃ、ThinkPad X40/X41はどのCPUを使っているのかというと、
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1005/lenovo2.htm
どちらも最上位バージョンはPentium M778(1.60GHz)。バージョンによる違いもありますが、最上位機種が対応していなければ他もダメだろう、という理由でサンプリングします。
ではこのCPUのFSBは、というと……
http://ja.wikipedia.org/wiki/Pentium_M
はい、400MHzでした。orz。
どうやら、同じPentium M(Dothan)でも低電圧版・超低電圧版だとFSBは400MHz(=PAE非対応?)らしいですね。うーむ。
とまあ、ここまではあくまでネットで調べた情報。本当にPAE非対応なのかどうかは、実際に確かめてみるしかありません。そういうわけで、実験です。
手持ちのUSBメモリに(12.04のひとつ前だからおそらく動くであろう)Ubuntu11.10を入れて、USBブートでX40を立ち上げます。ちなみに、ブートイメージはLinuxLive USB Creatorで作りました。
(いろんなディストリビューションのisoイメージに対応しているので、重宝しています)
……予想どおり、無事11.10の起動に成功。そこで、おもむろにターミナルを開いて
% cat /proc/cpuinfo | grep -i pae
を実行。結果は……予想どおり、空振りでした。
少なくとも、手持ちのX40(2371-GDJ)のCPUはPAEに対応していないようです。とほほ。
まあ、それでも11.10が立ち上がることはわかったのですから、良しとしましょう。
というわけで、12.04をインストールするには、11.10をインストールした後にアップグレードするという作業が必要らしいです。うーむ、めんどくさい。是枝くんも、こんなことやったのかなぁ……。
と思ったら、世の中には同じように考える人がいて、12.04を最初からインストールできる方法を紹介してくれています。
http://www.webupd8.org/2012/05/how-to-install-ubuntu-1204-on-non-pae.html
これがうまくいけば、ずいぶん手間が省けるんですけどね。
次回はこの方法で実際に12.04をインストールしてみたいと思います。うん、面白くなってきました。
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